書き下し「将 吾が計を聴くときは、これを用うれば必ず勝つ、これを留めん。将 吾が計を聴かざるときは、これを用うれば必ず敗る、これを去らん。計、利として以て聴かるれば、乃わちこれが勢を為して、以て其の外を佐く。勢とは利に因りて権を制するなり。」=岩波書店 孫子 参照
孫子における次の文で、さっそく解説になりますが
「将 吾が計を聴くときは」
この「吾が」は前文で5計を話してたことなので孫子自身のこと
また「将」は将軍または当時呉の王闔閭のことで、孫子自身が闔閭に対して兵法書を送った時のメッセージではないかと思われます。
「これを用うれば必ず勝つ、これを留めん。」
私の策を使って下さるなら必ず勝てるし、軍師としても国に留まるよ。
「将 吾が計を聴かざるときは、これを用うれば必ず敗る、これを去らん。」
将軍や王が私の策を使ってくれないのなら、あなた方の軍事でも負けるので私は国から出ていきます。
「計、利として以て聴かるれば、乃わちこれが勢を為して、以て其の外を佐く。勢とは利に因りて権を制するなり。」
私の策が国や王としての利益になるのであれば、勝利の準備は整い軍隊に対しても勢い(士気)が付与されます。勢いはその時々の戦場において臨機応変に動ける勝敗の決め手です。
この”勢”は孫子に良く出てくる重要な部分ですが、細かい解説はまたその時に
まとめると、最初の文は”私を採用すれば戦いに勝てるけど、採用しないなら負けると思うからこの国から去るね”という孫子自身のアピールになり自分の策を使えばどんなこと起って利益になるかもアピールしている一文でした。